住宅性能表示制度の<火災時の安全に関すること>の項目では、火災が発生した場合の避難のしやすさや建物の燃えにくさに関することを表示します。評価した結果を等級で表す項目と、形状や対策を選択する項目があります。
■感知警報装置設置等級設置・耐火等級(延焼の恐れのある部分/開口部以外・界壁及び界床)は、4段階のランクで表示され、最高等級「4」を取得しています。
漏電ブレーカー
分電盤は漏電ブレーカー付となっています。30mA以上の漏電が起きた場合、ブレーカーが落ちて通電を遮断します。
シューズBOX内に設置。
冷蔵庫のコンセント
冷蔵庫の差込口がホコリの吹き溜まりによるトラッキング現象での火災が起こることのないように、コンセントの位置を床から約1,900mmの高さに設置してあります。
警報
自住戸内で火災が発生した場合、各居室(LD、キッチン、洋室)に設けた熱感知器により、いち早く察知。LDのインターホンの警報ですばやくお知らせするとともに、火災発生住戸階の全住戸のLDインターホンと出火住戸のドアホン及び直上階の全戸のLDインターホンで警報を発し、管理倉庫に設置されている火災受信盤が警報を発し、他住戸の方が迅速に避難できるよう配慮しています。また、電話回線を利用し、即時に日立ビルシステムと警備会社(綜合警備保障)へ同時に通報され、緊急出動などの対応をとります。共用部分の管理倉庫、フロントエントランスは熱感知器を、エレベーターシャフト内、グランドエントランスには煙感知器を設置し、同様の対応をとっています。
エレベーター
エレベーターの昇降路(エレベーターシャフト)は、ちょうど煙突のような筒状になっている為、火災が発生した場合、煙が他の階に侵入しないように配慮する必要があります。当マンションの場合、エントランス階を遮煙性能付エレベーター扉とし、エレベーターホールに煙が滞留しない構造となっています。
避難経路
火災時の避難経路を2経路設けています。住戸内から外への避難は、「玄関から階段へ」というルートの他に、「南側バルコニーから避難ハッチへ(B・Cタイプは南側バルコニーから隣接住戸を経由し避難ハッチへ)」というルートも確保されています。
配管の耐火
上に向かって燃える火の通路となる危険性の高いスラブを貫く配管には、当然、管と周囲のスラブとの間を隙間なくふさいでいます。ここは消防署が施工途中で検査を行う箇所です。住戸内排水縦管は耐火二層管にしています。
耐震ドア枠
地震の揺れで建物がゆがみ、ドア枠が変形してしまったら、扉と枠が接触してドアが開かなくなります。そんな事故を防ぐため、扉と枠の間に十分なスペース(上下6mm戸先10mm)を確保しています。
耐震ドアガード
ドアガードを使用中、地震が起こりドア枠が変形してもドアガードを外すことができるよう、間隔を大きくとっています。
シングルレバー水栓の工夫
当マンションのシングルレバー水栓は、地震時、物の落下によってレバーが下がった場合、水が出っ放しになってしまうことを防ぐため、レバーを上げると水が出て、下げると止まるようにしています。
エレベーター地震時管制システム
地震発生時に、強く揺れる主要動(S波)が来る前に、初期微動(P波)を素早く感知し、緊急停止。主要動を感知しない弱い地震のときは安全確認を行い、自動的に運転を再開します。また、強い地震のときは、専門の技術者による点検が終わるまで戸を閉じて運転を休止します。なお、地震時管制運転中に安全装置が一時的に動作し、階間に非常停止した場合でも、安全装置が正常に復帰すれば、最寄り階への運転を行います。
指はさみ防止機能
窓のサッシには、指挟みを防止するストッパーを装備し、安全性に配慮しています。 (引違いサッシュのみ)
エレベーター
運転中に停電した場合、専用のバッテリー電源で救出運転を行い、最寄階に自動停止させる停電時自動着床装置を装備。また停電時でも作動するインターホンにより、非常時には日立ビルシステムと連絡をとることができます。
給水加圧ポンプ
大切な生活ライン“水”を各戸に供給している給水加圧ポンプは24時間遠隔監視システムを採用することにより、故障等万一の時は、異常信号が日立ビルシステムに送られ、処置をとります。
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